【英語でとっさに答えられる?】いろいろな時間の受け答え
"What time is it now?"
"Do you have the time? "
と英語できかれたとき、どのように答えられるでしょうか?
時間がちょうど1時とか5時の時は簡単ですよね。
"It's one (o'clock)."
"It's just five."
これだけでOKです。
では、「1時42分」など分単位で答えるときはどうしますか?
"It's 1:42(one forty-two)."
と基本的にそのまま時間と一緒につけ足せば大丈夫です。
でも英語には日本語の感覚にない答え方があるのを知ってますか?
実際にいろいろな英語ならではの時間表現の仕方に次のようなものがあります。
◇午前か午後かをはっきりさせるパターン
"It's seven (o’clock) a.m."
"It's eight p.m."
"It's six in the morning."
"It's three in the afternoon."
"It's nine in the evening."
"am"や"pm"、"in the morning"などを使ってその時刻が午前か午後かを示します。
でもなぜわざわざそうするのでしょうか?
日本では「午後2時」のことを「14時」と述べることも出来ます。
しかし、アメリカ英語では基本的に24時間制で表現は行いません。
それで特に先の予定を組むときはそれが午前なのか、午後なのかきちんと知らせる必要があるというわけです。
(当然ですが、今の時間を尋ねられた時は相手も分かっているので省略します)
ちなみにアメリカでは、24時間制のことを「military time」と呼ぶことが多いようです。主に軍隊などで用いられることがあるからだそうです・・・。
一方、イギリス英語では、24時間制のことを「railway time」と言い、鉄道の時刻表にも用いられ一般的にも使用されています。
◇「after」と「before」を使うパターン
"It's five after one."「1時5分です」
"It's ten after two."
「2時10分です」
"It's ten before three."
「2時50分です」(3時まで10分前です)
"It's twenty before four."
「3時40分です」(4時まで20分前です)
◇「past」と「to」を使うパターン
"It's five past one."「1時5分です」
"It's ten past two."
「2時10分です」
"It's ten to three."
「2時50分です」(3時まであと10分です)
"It's twenty to four."
「3時40分です」(4時まであと20分です)
ちょっとややこしくなってきましたね。
でもよく見ると共通点があります。
「after」は~時から何分後、「past」は~時から何分過ぎたかを示しています。
ですから文末の数字はそのまま時刻を表し、そこに「It's~で示される~分」を付け加えるとその時刻になります。
一方、「before」は~時から何分前、「to」は~時まであと何分、を表します。
これは逆算になりますので、文末の数字の時刻から「It's~で示される~分」を引いた時間になります。
◇「half」と「quarter」を使うパターン
"It's half past five."
「5時30分です」
"It's quarter to five."
「4時45分です」
「half」は半分、つまり30分です。
「quarter」は1/4、つまり15分です。
英語ではこの「quarter」は時間や硬貨などさまざまなところで使われますのでぱっと感覚的に使えるようになりたいですね。
ちなみに「before」と「after」の場合は、「half」は使いません。
ですから30分つまり「half」を用いるときは「past」や「to」で組み合わせて使いましょう。
それで個人的には「past」と「to」での表現を覚えておけば「half」と「quarter」を気にせず使えるので間違いないと思います。
いずれにしても、時間よりも分のほうが先に話されるのをすぐに理解するには慣れが必要ですね(-_-;)